胸の診察では問題が無いのに上の症状があれば、「柴胡や枳実、香附子、陳皮」などが含まれる漢方をお勧めします。
ストレスが強いときは、自律神経を司る「肝」の力が落ちるため、体の中の気や血を巡らせる力が弱くなり滞ります。滞った器官の動きが鈍くなり、胸が張ったり、息苦しくなったり、痛んだり、げっぷやガスが多くなったりします。「憂鬱感、不安感、不眠」などの症状もでます。
これは、ストレスに耐え切れなくなっている「体からのサイン」です。軽く考えないで、ひどくなる前に仕事や生活をみなおしてください。
人は、ストレスがある最中は、案外乗り切ってしまいます。
けれども、乗り切った2.3か月後に体からの「反撃」がきます。相談に来られる方にお聞きすると、大抵発症の2.3か月前に、無理をして辛いことを乗り切られた経験を話してくださいます。
今頑張ってる方も、体のサインに気を付けながら、無理しないでくださいね。