店頭では、問診票記入の上紹介させていただきますが、大まかには、症状別・タイプ別に下記のように分類されます。詳しくは、来店または、お電話、FAXなどでご相談ください。
①慢性頭痛 ②不眠 ③耳鳴り ④ストレス、神経症 ⑤胃腸炎 ⑥月経不順
⑦皮膚トラブル ⑧風邪 ⑨鼻炎、花粉症 ⑩下痢 ⑪便秘 ⑫痛み ⑬肩こり
第2類医薬品
・貧血の方。不眠やイライラ,ふらつきがある方。・・・加味逍遥散、加味帰脾湯
・脈打つような痛み。手足の冷えや腰痛もある方・・・・・・当帰四逆加呉茱萸湯
・ズキズキ、キリキリとした痛み。疲労感が強く、動悸息切れがある
・・柴胡桂枝乾姜湯
・こめかみから耳の後ろの痛み、胸苦しさ、つかえがある。・・・・・柴胡桂枝湯
・おおいかぶさるような痛み。尿が少ない。のどが渇く。めまい・・・苓桂朮甘湯
・冷えのぼせ、便秘もある。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桃核承気湯
・血の流れが悪く、下半身が冷えて、上半身はのぼせ。・・・・・・・桂枝茯苓丸
・夜中のトイレで眠れない。
・・・高齢者・・・八味地黄丸
・・・若い人・・・加味逍遥散
・夜中に目が覚める。物音で目が覚める。華奢な方。「寝なくては」と不安になる人 ・・・・・加味逍遥散
・朝、早く目が覚める。 ・・・・・六味丸、知柏地黄丸
・疲労困憊して眠れない。顔色が悪い。 ・・・・・・・加味帰脾湯
・イライラで眠れない。眉間にシワがよるタイプ ・・・・・抑肝散
・胸のつかえがある眠れない人。ガッチリ型 ・・・・・・柴胡加竜骨牡蠣湯
・同上。華奢な人 ・・・・・柴胡桂枝加乾姜湯
・眠っても寝たきがしない。夢が多い。舌紅 ・・・酸棗仁
・血圧が高くのぼせる人の不眠。 ・・・・・・黄連解毒湯
(胃腸の調子が悪い人の不眠)
・寝つきが悪い ・・・・双参
・寝つきが悪く、朝起きにくい。 ・・・・六君子
・耳閉感とともに雷鳴や潮騒のような耳鳴り。胸のつかえあり。のぼせ、イライラ、不眠、便秘を伴うことが多い ・・・・・・・竜胆瀉肝湯
・めまい、ふらつきと聴力減退があり、眼の充血、のぼせ、不眠などを伴う。
・・・・・・・釣藤散+六味丸
・蝉の鳴くような、または金属製の鋭い耳鳴りと難聴。夜間に増強するもの
・・・・・六味丸、八味地黄丸
心身症とは、心が疲れて体が動かなくなる状態。ストレスが溜まると、まず①「のどがつかえる感じ」になり、さらに②「胸がつかえる」「ため息が多く」なり、ひどくなると③「胸が痛む」ようになります。
のどのつまりには半夏、胸がつかえて便秘があれば柴胡を用いますが、脾虚を治すつまり、お腹の力をしっかりさせることが基本なので、体質にあった脾虚の薬を一緒に飲むことを強くお勧めします。「心は脾を破る」と言われる通り、ストレスを感じた時には、まず胃腸が損なわれていますし、逆に脾虚を治せば、ストレスに強くなります。初めは併用し、改善したら、どちらかの漢方でしばらく様子を見る例が多いです。
・のどがつかえる感じ。食欲がない。取越し苦労型の人 ・・・半夏厚朴湯
・標準的な体力の人。不安。驚きやすい。イライラ。動悸。不眠。などがあり、便秘気味の人。胸の重苦しさ 10日ほどで改善がみられる。
・・・・・柴胡加竜骨牡蠣湯
・神経質な人。動悸(腹部)。不眠。口の渇き。貧血。胸の苦しさ
・・・・柴胡桂枝乾姜湯
・神経症状と動悸。(胸の苦しさはない)落ち込むタイプ、ぐちっぽくなるタイプに。腹部動悸。 ・・・・桂枝加竜骨牡蠣湯
・いらいら。おこりやすい。気が短い。不眠。焦燥感。頭痛(こめかみの痛み)
・・・・抑肝散
あなどらないで!胃腸の症状
胃腸が弱っていると、漢方で言う「気」も「血」も作れない状態になります。まず胃腸を整えると、自己修復力が高まり、薬や栄養の吸収・効き目が良くなるので、いろいろな症状が改善できます。「ただの胃腸の不調」とかたづけないで、早めに
ご相談ください。
・ストレスや冷えからの胃腸の痛み。胃痛、胸焼け。・・・・・・・・・安中散
・胃の膨満感、胃痛。食欲が落ちる。下痢したあとスッキリする。
食べた後もたれたり、眠くなる。ゲップ・ガス。口が粘る・・・・・・平胃散
・胃は熱をもち、腸は冷えて、下痢のあと疲れるタイプ。口渇あり。口内炎。
おなかがゴロゴロ鳴る。低血圧、口の周りの湿疹、過敏性腸症候群
・・・半夏瀉心湯
・細くて胃が弱い方。胃に水がたまった感じ。下痢はない。胃のつかえ、
胃下垂など ・・・・・・・六君子湯
・胃に水がたまり、冷えが強い。めまい。下痢が続く。・・・・・・・真武湯
(手のひらを握って開いたとき黄色かったり、舌にコケがあれば、
胃に水が溜ってる状態です。)
・空腹時に口臭がある。(胃に熱がこもっている) ・・・・・・黄連解毒湯
・生理痛
月経が始まる前の痛み ・・・・・加味逍遥散
2.3日後の痛み ・・・・加味帰脾湯、プラセンタ
・月経が遅れる ・・・・・婦人華
・月経の期間が長い ・・・・加味帰脾湯
・月経がとんでしまう ・・・・十全大浦湯、六君子と当帰芍薬散
時に皮膚炎は、出ている症状は同じでも、発症の要因や証によって、使われる処方が異なります。飲み始めると、少しずつ症状が変わるので、2週間ずつこまめに処方を変えることも多いです。まず、来局してご相談ください。
・慢性湿疹で、激しいかゆみのあるもの。ジュクジュク分泌物が多いもの・・消風散
・化膿して腫れている。硬いしこりになっている。 ・・・・・・・・排膿散及湯
・皮膚病にかかりやすい人。化膿を繰り返す湿疹。分泌少なく、
痛みや熱感がある。 ・・・・・・・・・・・十味敗毒湯
・全身のかゆみがひどい急性の湿疹、老人にも。 ・・・・・・・・桂麻各半湯
・アトピー、乾燥肌,赤く熱を持ち乾燥してかゆい。痩せている人 ・・・・温清飲
・分泌物すくなく、かゆみが強い。老人性のかゆみ (冷え症、分泌物のすくないもの、皮膚は乾燥。夜間に特にかゆみが激しい。) ・・・・・当帰飲子
・にきび ・・・清上防風湯、
・いぼ、皮膚のあれ ・・・・・薏苡仁湯
・急性の激しいかゆみの時に、発表解表の目的で ・・・・・・葛根湯
・赤みがあり、かゆみが強い時 ・・・・・・黄連解毒湯
・風邪の引き始め、頭痛、肩こり ・・・・葛根湯
・鼻水、水様の痰を伴う咳、鼻炎、気管支炎、気管支喘息 ・・・・・・・小青龍湯
・長引いた風邪、吐き気・下痢など胃腸症状のある風邪 ・・・・・・柴胡桂枝湯
・咳・のどのヒリヒリ感 ・・・・・・・桔梗石膏
・喘息 ・・・・・・麻杏甘石湯
・痰の切れにくい咳、気管支炎、気管支ぜんそく ・・・・・麦門湯
・悪寒、咳、全身倦怠のある風邪 ・・・・・麻黄附子細辛湯
・風邪の引き始め、発熱、頭痛、節々が痛い状態 ・・・・麻黄湯
・のどが腫れて痛む ・・・駆風解毒湯
・鼻水、クシャミ、薄い痰 ・・・・・小青龍湯
・鼻づまり 早ければ1週間で改善実感。 ・・・・・葛根湯加川芎辛夷
・鼻水と鼻づまりを繰り返す。粘脹稠性の高い ・・・・・小青龍湯混合桔梗石膏
・鼻づまり ・・・・・荊芥連翹湯
・みぞおちがつかえ、おなかがゴロゴロする下痢。下痢の後疲れる。過敏性腸症候群にも。胃が熱をもち、腸は冷えている状態。口の渇きがある。・・・半夏瀉心湯
・寝起きや午前中の下痢。体が弱い人。倦怠感が強く冷え症があり、めまいや下痢がある。ふるえやメニエール症候群にも。冷えが強い・・・・・・・・・・真武湯
・胃腸が弱く、冷えから血液循環がわるくなり、腸の働きが衰えての下痢
・・・・桂枝加芍薬湯
・子供の時から胃が弱い。体力はない。疲れや冷えで下痢になる人。・・小建中湯
・急性の下痢。おなかがはる。
・胃の膨満感、食欲が落ちる。下痢した後すっきりする。・・・・・・・・平胃散
・のどが渇き水を飲むが、尿は少ない。水様性の下痢・・・・・・・・・・五苓散
・体力中程度~低下、習慣性の便秘、高齢者・病後の人。固く塊状。・・麻子仁丸
・体力中程度。慢性の便秘 ・・・大黄甘草湯
・冷え症で胃が弱い人の頑固な便秘。冷えの為血流不良。腸の働きが悪く痛むこともある便秘。 ・・・桂枝加芍薬
・冷えのぼせのある人の便秘。実証の人。 ・・・桃核承気湯
・のぼせ症、血色がよく赤ら顔の傾向の人。不眠やイライラもある。・三黄瀉心湯
・植物繊維を補給することで、便通を改善する。(漢方以外) ・・・ベストール
・弛緩性便秘で、なかなか排便せず、排便後疲れる。 ・・・・・・補中益気湯
・雨の日など湿気で、痛みがひどくなる。むくみもある・・・・・・・・麻杏薏甘湯
・腰から下が冷えて痛む。尿量が多い。腰痛、坐骨神経痛・・・・・・・苓姜朮甘湯
・同じ姿勢でいると痛む。朝起きたときに痛む。血流の悪さからの痛み
・・・疎経活血湯
・冷えると痛む。お風呂で楽になる ・・・・・・桂枝加朮附湯
・首の後ろから背中。・・・・・・・・・・・・葛根湯
・冷えて悪化する。・・・・・・・・・・・・・桂枝加朮附湯
・胃の弱い人やストレスによる肩こり。胸のつかえがある。・・柴胡桂枝湯
・イライラする。便秘がち。・・・・・・・・・レディシトール
・血流の悪さによる肩こり。へその周りの圧痛。・・・・・・・四川富貴廣
・血流が悪く、便秘があり、左下腹部に圧痛がある。・・・・桃核承気湯
・疲労倦怠感があり、手足がだるい人の肩こり・・・・・・補中益気湯
・朝方の頭痛、のぼせ、めまいが見られる。高血圧・・・・釣藤散
・後頭部より背中の肩こり。口渇があり、尿の出が悪い。・・葛根湯+五苓散
・首の横のこり。喉の渇きがある。・・・・・・・・柴胡桂枝湯+五苓散
当薬局で良くお出しする処方は、「レディシトールとベリックス(ビタミン剤)」の併用です。併用で効果が早く実感できるので、男性・女性とも続けられてる方が多いようです。
一般に、患部が柔らかい時は血虚、硬い時は肝虚または、瘀血と言われています。それぞれ漢方が異なるので、ご相談ください。