YUCURU日記

薬局の中でのエピソード紹介コーナーです。いろいろなお客様との会話の中で、教えていただくことが多いので、日記にしてみました。参考になれば幸いです。

個々の症状については、どうぞご相談くだお気軽にさい。

気分が煮詰まったら・・・。

 漢方で不思議なのは、同じ時期に同じ処方が何人も出ることです。
 最近の1位は気の滞りの漢方です。

 生真面目で几帳面な方、きちんと仕事を済まさないと気が済まない方に合います。
 こういう方が煮詰まると、のどが詰まったり、食べ物の通りが悪くなったり、声が出しにくく、しわがれ声になたり、ガスが溜まったり、ゲップが多くなったりします。
 これは、ストレスの初期のSOSです。早めに服用すると2週間くらいで、
 「クドクドと同じことばかり考えてたのが治った」「ネガティブ思考だったのが、前向きになった」「喉がつまってウッとなっていたのが無くなった」と、その効き目に驚かれます。この段階で気のめぐりを良くしておくと、ストレス障害をこじらせずにすみます。不眠の漢方と一緒に服用して、眠りの質を高める手伝いもしてくれます。お気軽にご相談っください。
 
 写真は宮川の夕景。洋画のようで素敵な風景でした。
 気が滞った時は、綺麗な風景を眺めながらの散歩がお勧めです。ゆっくりした時間を作ってくださいね。

画像に含まれている可能性があるもの:海、空、屋外、自然、水

頻尿の漢方

頻尿や尿失禁の相談が続ています。

男性の場合は、前立腺肥大が原因の場合が多いですが、精神的な理由の場合や、前立腺には異常がなく原因がはっきりしない場合も多いですね。生きる力や成長・老化に関わる腎膀胱経に効く漢方や砂嚢エキスやなどが使われます。

女性で閉経期以降の方は、骨盤底筋弛緩による症状が考えられるので、男性と同じ漢方などの他に、平滑筋の緊張を高める漢方で改善される場合があります。

神経的な原因での頻尿などには、厚朴や芍薬などの生薬が入った漢方がお勧め。

 

同じ症状でも、漢方は処方が異なりますので、薬局でご相談ください。

 

咳の漢方いろいろ

長引く咳のご相談が多いです。

同じ咳でも、その原因や悪化する要因などで、処方する漢方は変わります。

 

・夜にせき込む、のどがイガイガする咳には、肺を潤す漢方薬。

・ゼーゼー喘息のような咳や、真っ赤になってせき込む時には、気管のむくみを取る

 漢方薬。

・気管が過敏になるアレルギーのようになった咳には、気管を広げる漢方薬。

・加えて喉の炎症があれば、炎症を鎮める漢方薬。

・咳のし過ぎで胸が痛むときは、柴胡やオウゴン、カロニンの入った漢方薬。

・ストレスの咳には、四逆散の加減方など

 

長引いた席には、短期間ですが2.3の処方の併用が必要です。

どんな時に酷いかなど、咳の状態をご自分で観察して相談頂けるとありがたいです。

 

2017年

6月

06日

「胸苦しさ、胸の痛み、息苦しさ、不眠、憂鬱感などの漢方」

 胸の診察では問題が無いのに上の症状があれば、「柴胡や枳実、香附子、陳皮」などが含まれる漢方をお勧めします。

 
 ストレスが強いときは、自律神経を司る「肝」の力が落ちるため、体の中の気や血を巡らせる力が弱くなり滞ります。滞った器官の動きが鈍くなり、胸が張ったり、息苦しくなったり、痛んだり、げっぷやガスが多くなったりします。「憂鬱感、不安感、不眠」などの症状もでます。

 これは、ストレスに耐え切れなくなっている「体からのサイン」です。軽く考えないで、ひどくなる前に仕事や生活をみなおしてください。
 人は、ストレスがある最中は、案外乗り切ってしまいます。
 けれども、乗り切った2.3か月後に体からの「反撃」がきます。相談に来られる方にお聞きすると、大抵発症の2.3か月前に、無理をして辛いことを乗り切られた経験を話してくださいます。
 今頑張ってる方も、体のサインに気を付けながら、無理しないでくださいね。         

2017年

5月

02日

漢方は合理的

春は新陳代謝が盛んになり、皮膚の表面が敏感になって、かぶれやすくなります。

私も、湿疹ができて水膨れしそうなので、あわてて「水を抜く処方」の五苓散と「熱とかゆみをとる生薬」の茵陳蒿の漢方を飲みました。その日のうちに水が抜けて水泡が無くなり、赤みの漢方を続けて様子を見ています。

 

漢方は、合理的です。

水泡には「水を抜く生薬」、かゆみや赤みには「熱をとる生薬」など、症状の原因を知り、取り除くことで、治します。生薬にそういう働きがあることも不思議です。

 

実際は、同じ効き目の生薬がたくさんあって、その時のその方に合う漢方を見極めるのが難しいです。しっかりお話を伺って、より早く良くなる処方を紹介したいと考えています。どうぞご相談ください。

 

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2014年

1月

27日

風邪:ステージ別、症状別の漢方処方

(漢方の勉強会から)

漢方は、風邪にかかってからの時間や症状によって処方が違います。市販の総合風薬は、頭痛、熱、鼻水などすべての症状についての薬が入っているのでオールマイティーですが、当薬局では、適切な時期に症状にあった漢方をご紹介しています。

以下を参考にご相談ください。

 

寒気があり胃腸症状(-)→汗が出ていない。

 さらにだるさが強く、横になりたがる、脈が沈んでいる。

                       

胃腸症状はなくて、 汗が出ている。(首筋やわきの下が湿っている程度でも、汗が出ていると考えます。)

 

胃腸症状(+)      → 頭痛などがある

(食欲不振、下痢など)  → 口が苦い、咳、ふらつき 

               寒気がしたり、暑がったり

などが基本です。

 

さらに、症状によって、漢方を足したり、同じ系統の薬を選ぶ場合もあります。

  

 

 

2013年

6月

21日

自分の「体の声」、聞いてますか?(漢方の考え方)

漢方相談の中でお願いしているのは、「自分の体の声を聞く」ことです。

 

元気な時は、少々の体の変化等は気に留めないものですが、漢方では「小さな」ことが体調の変化を表していると考えます。

たとえば、体調が悪化していく時のサインとして、

「のどがつまる。胸がつかえる」のは、ストレスが溜まっている証拠。

「喉が乾くのに、飲みたくない」のは、血流が悪いのかもしれません。

「寝汗」は、だいぶ気力が衰えてるSOSかも。

逆に、ちょっとした変化が、回復に向かってるサインになることもあります。

当店では、サインの有無を見て、体の傾向を分析してお伝えしています。

今後の予防もしやすくなるので、自分の体の傾向を把握していただきたいと思っています。

 

漢方と言うのは、そういう「体の声」を聞き、不足を補い、「気・血・水」の循環を促して治していく治療法です。

だから、ご自分の今の体の状態を捉えようと、変化に注意する患者さんは、

治られるのが早いように思います。

健康は、自分の体の声を聞くことから。

お手伝いしますので、お気軽にご相談ください。

 

2013年

6月

21日

「だるい」「疲れがとれない」は、必須アミノ酸不足のSOS

「疲れがとれない。」「だるい。」というご相談が多いです。

「食事はきちんと取られてますか?」とお聞きすると「食べてる。」のお答え。健康に関心の高い方ほど「野菜中心」の食事のようです。それはとてもいい事ですが、「メニューは野菜がほとんど」の方の場合、意外と摂取できてないのが必須アミノ酸。

体の基本は、アミノ酸(タンパク質=魚や肉、大豆)です。野菜もアミノ酸も、少しの脂質などもバランス良く食べられるといいですね。

意外と体はシンプルなもの。難しく考えなくても、高価なサプリを摂らなくても、まず基本の栄養をしっかり摂ることで、自己回復力は高まります。

食生活を見直しても改善しない場合は、どうぞご相談ください。

 

 

2012年

12月

08日

冷え性:タイプ別漢方処方

12月いよいよ寒さが厳しくなって来て、冷え性の相談が増えています。

最近は、男性の冷え性の相談も多いです。

漢方では主に3つの内因に分けて、処方を考えます。

・体を温める「気」の不足(陽虚)

  冷えの部位は、背中、お腹、手足、首筋

・水の代謝の悪さ(水滞)

  冷えの部位は、腰から膝まで

・血流が悪く末端が冷える(血虚と瘀血)

  冷えの部位は、手足

同じ冷えでも、原因や部位で処方が変わるのが、漢方です。

 

最近多いのは、神経症を伴った「冷え性」です。

 

このタイプの方は、自律神経失調で「冷え性」が起こり、その「冷え」というストレスで、神経症が悪化するという悪循環がおきているようです。

まずバランスのとれた食事、タンパク質、ビタミンをしっかり摂ることで「血」を造ること。呼吸法で代謝をあげ、「気」の滞りをとることも大事です。

「冷え症」は時間がかかりますが、「冷え」が原因で起こっている不定愁訴も治るので、他の体調が良くなり生活の質が上がります。

「しょうがない」とあきらめないで、「冷え」からの卒業、ご相談ください。

 

 

 

2012年

9月

05日

プラセンタって、何に効くの?

プラセンタの作用は

①造血作用

②ホルモン調節作用

③細胞修復作用

などがあります。

 

 

 

2012年

8月

30日

胃腸(脾虚)の漢方薬も「証」でいろいろです。

・胃が冷えて痛むと言う方

・神経性の胃炎でのどのつまり感などがある。

・神経性でも、冷えがつよい。

・胃のところが固く感じたり、げっぷや口内炎ができやすい方や、軟便になりがちな方。(これは、ストレスを胃で受け止めて、胃の調子が悪くなる方の薬です。)

・元気だけど、食後の膨満感やガスを感じる方。

・食欲がなくて、胃がチャポチャポする方。

 

それ以外の症状も考慮して、紹介しています。

数日ですっきりしてくると合っている証拠。そして胃が治れば、寝付きがよくなったり、肌の状態が良くなったり、免疫量があがり、ストレスにも強くなります。

 

長生きの方は、ほとんどの方が胃腸が丈夫で、80代でも90代でも、しっかりお肉を召し上がるようです。「脾(漢方で消化システム全体を指す言葉)」を大事にして、元気で寿命を全うしたいものです。調子が悪い時は漢方で補ってください。

 

2011年

12月

08日

神経疾患改善の漢方薬

 こういう時代だからでしょうか、不眠、ストレス、神経性胃炎などのご相談や処方箋が多くなりました。当店の漢方の中で、今一番多いのが、神経内科系の相談です。ノイローゼ気味の方や、仕事と介護を抱えて脾虚、腎虚、肝気虚が重なった方、職場の人間関係でバランスを崩した方など。

 漢方では血を十分作り、冷えやのぼせを取り除き、水の過不足をなくし、血と水をめぐらせると、気も流れだすと言われています。不思議なくらい人間の体は、ある意味単純で、これらの要素を充実させると、表情やお話の内容が落ち着き、順を追って体調が良くなります。

「気は脾を破る」と言われますが、ストレスは消化システム全般を失調させます。脾の機能が落ちるので、①循環や排出できなくなった「水」が滞ったり、②血が生産されなくなり、血虚や瘀血となったりして、結局、「気虚」「気滞」となるようです。

 だから例えば、「水滞」の方は、水を抜き、循環させるとむくみが取れるとの同時に、気がめぐりはじめます。また、気が滞りがちの方は、半夏や厚朴などで「気滞」を取り除きます。「血虚」「冷え」の方は、アミノ酸製剤に温める生薬の入った柴胡系の漢方を、気が上がり、イライラと他を攻撃しがちな方は、「血と気」の漢方などなど。

病名への対症療法ではなく、弱ったところを助ける生薬を補充するのが漢方です。精神や神経は体から独立してあるのではなく、体全体の影響を受けて、恒常性を保っています。バランスを崩したと感じた時は、体全体が四方八方手を尽くして改善しようとしても崩れてしまった後なので、時間はかかりますが、徐々に体のいろいろな所が変わってきます。ゆっくりと本来の体調を取り戻していただけたらと思います。

 

 

 

 

 

2011年

7月

09日

耳鳴り、難聴。(腎虚について。)

 耳鳴り、難聴は、肝と腎の力が弱っていると考えます。

 特に腎は、尿の他、成長・発育を司るので、老化による症状は、腎虚が原因と考えられます。個人差はありますが、50歳以上は徐々に腎が弱ってきているため、補腎の漢方がベースとなります。さらに、他の全身の症状を考慮して、処方がきまります。同じ症状でも、他の全身症状が違えば、処方が変わるところが、漢方の面白さだなと思います。表に出ている症状は、「氷山の一角」とみて、深部を直していくのが漢方なので、「証」が合えば、結果として、悩みの症状以外も改善し始めます。症状は、体からのSOSです。その底にあるものを直す手伝いができるよう、勉強しなきゃと思います。

2011年

3月

03日

クマザサの力

サンクロンはクマザサを原料として作られており、高濃度のクロロフィリンや鉄、マンガン、タンパク質、ビタミン等が含まれています。

クロロフィリンは、腸の中で、

①有害菌を殺菌し、異常発酵を防ぎます。

②加齢で減少する胃粘液分泌を促進し、胃粘膜を守ります。

③ピロリ菌の増殖を抑えます。

④不要な物質を、包み込み排泄するデトックス作用があります。

⑤腸管内が栄養吸収に優れた状態になるので、疲労が蓄積されず、体力が向上し、免疫力が高まります。

⑥クロロフィルの脱臭効果で、口臭・体臭が除去できます。

 

 

2010年

10月

16日

タウリンって、何?

「そもそもタウリンって何?」と良く聞かれます。タウリンは「アミノエタンスルホン酸」。成人では、体重の1%の量が各臓器や組織にプールされ、様々な働きをしています。腎臓の働きを高め、肝臓を守り、脂質代謝を高め、膵臓のベータ細胞に働いて血糖値上昇を抑えています。交感神経の過剰な興奮を鎮めるので、ストレスを抑制しますし、エネルギーを作り出し、スタミナをつけます。白血球の「生体防御機能」を高めるので、免疫力も上げてくれます。母乳にも多く含まれ、赤ちゃんの脳には大人の2.4倍のタウリンが存在するので、脳の発達にも欠かせない成分と考えられています。あらゆる臓器・組織での「縁の下の力持ち」です。

2010年

8月

07日

低体温:免疫力が落ちたり、太りやすさの原因は低体温かもしれない?

最近体温を測られたことはありますか?

現代人は低体温の人が増えたと言われています。低体温になると、基礎代謝が落ちるので太りやすくなります。またリンパ球が減少するので、免疫力が低下します。リンパ球がしっかり闘えるのは、1800個/m㎥以上。あなたのリンパ球は大丈夫ですか?

低体温の原因として、蛋白質不足とミネラル・ビタミン不足が指摘(NHKためしてガッテンなど)されています。、「亜鉛・セレン・鉄・マグネシウム、ビタミンB1・B2」などが、糖を分解してエネルギーに変えるとき必要なので、それらの不足が低体温を招いているようです。

食生活の見直しと運動も大事ですが、それでも治らなければご相談ください。

花粉症などの鼻炎の生薬

鼻炎に使われる生薬 「細辛」(サイシン)。
根が細くて辛いので「細辛」と名づけられたとか。
作用は「肺を温め、冷えた痰飲(滞った水分)を去る」。
漢方では、鼻炎は「冷え」と「水分代謝」を良くして直すとされるので、花粉症などのアレルギー性鼻炎(鼻水・くしゃみ)にも、細辛が配合された「小青竜湯」「麻黄附子細辛湯」「苓甘姜味辛夏仁湯」などが使われます。体質に合わせて選んで、花粉の季節を乗り切ってください。

漢方薬局 ユクル    (YUCURU)

 三重県伊勢市辻久留町

   537-3

℡&fax 0596-67-7448

営業時間

10:00~18:00

休憩13:00~14:00

定休日:水曜日

    日曜日、休祝日

    第二土曜日

 

メール 

yucuru@amigo.ne.jp 

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